オナ禁・エロ禁日誌

Live each day as if it was my last.

DHMOは好きですか?

再開4日目

突然だが、ある有名なお話をしたい。知っている人は、ニヤニヤしながら読んでもらえると嬉しい。

DHMOという化学物質がある。物性はWikipediaにある通りだが、一般にあまり知られていないこともかなり追加した。皆さんは、DHMOをどうするべきかという視点で考えて頂きたい。

 

DHMO - Wikipedia (改変あり)

DHMOとは、

  • 比熱が大きいため、高温状態で皮膚の損傷を誘発する。
  • 末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
  • 過剰摂取で毎年国内6000人近くが死亡している。
  • 金属の腐食・劣化を引き起こす。
  • 気体状態では強力な温室効果ガスであり、地球温暖化の原因となっている。
  • 遺伝子を傷つけ老化を早める活性酸素の主原料である。
  • 産業革命以降使用量が爆発的に増え、河川に大量に垂れ流されている。
  • 依存性が高く、禁断症状として異常な喉の渇きを覚える。
  • 直径10ミクロメートルほどの大きさの粒子になると、PM2.5以上の視界不良を引き起こす。

 

にもかかわらず、DHMOはその使い勝手の良さから広範囲で用いられている。

 

  • 化学工場・特に原子力発電所で大量に使用されている。
  • 防火剤として用いられる。
  • 化学肥料・防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
  • 各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
  • 拡散性が高く、現代人の体のいたる部分に分布することが報告されている。

 あなたはDHMOを使用を禁止・制限すべきだと思いますか? 聡明なあなたであれば、DHMO(Dihydrogen Monooxide:二水素化一酸素)と聞いて、ニヤりとしているかもしれない。DHMOの汎用名は水である。意地の悪いエントリーだったかもしれないが、水と考えて、改めて上記の項目を読んでいただきたい。かなり恣意的に情報操作されているものの、ウソは一つもないはずだ。

 

情報を捻じ曲げることは容易い。結論ありきで、ストーリーにあわせて都合のよい情報だけ選んでいるケースもよく見かけるだろう。それを見破るのは時に非常に困難だ。『過剰摂取で毎年国内6000人近くが死亡している』と書いたが、これは溺死のことである。ほぼ無害のものであっても、量によっては有害になる。

 

健康食品に関しても、DHMO(水)と同じことが言える。食べ物に含まれる多くの成分には、適量がある。それを超えても、下回っても毒になる。毒になりにくいもの(例えばビタミンB,Cなど水溶性のものは、尿で体外に排泄されるため多少取りすぎても害は少ない)、毒になりやすいもの(脂溶性のビタミンAはきちんとした許容量がある)といった分類はあるものの、過不足なく摂ることが大切だ。

 

適量がまだ分かっていない薬も多い。動物実験である程度見積もりは出されているものの、数十年という期間での毒性評価は実際に時間が経たないと不可能だ。

覚せい剤といった危険薬物も、効能評価が定まらなかった戦前・終戦直後は「ヒロポン」という名前の市販薬として、街角の薬局で売られていた。覚醒作用、疲労回復、労働効率促進の効果を謳い、一般市民の手に届くところで売買されていたのである。今考えると恐ろしい話だが。

 

科学は万能ではない。どのような視点で解釈するかで、見えるものも変わってくる。DHMOは冗談だが、物事の多面性を忘れずに評価していく事を心がけたいと思う。

 

 にほんブログ村 その他日記ブログ 禁欲へ