オナ禁・エロ禁日誌

Live each day as if it was my last.

科学者としての見方(前編)

オナ禁という現象をできるだけできるだけ冷静に科学しようというのが今回の趣旨です。

 

ちょっと変わった視点からオナ禁を眺めてみましょう。

 

1.人間の寿命と男女

人間は男性と比べ女性の方が長生きです。日本人では6歳以上平均寿命が異なります。なぜでしょうか。女性はおなかの中に子供を授かるなど、相当体に負担を強いられる性です。子供は大事なエネルギーを吸い取り、体の形を変形させ、身体的苦痛も与えます。にも関わらず、女性は元気に長生きする人が多い。不思議ですよね。

 

よくある説明は以下の通りです。人間の体は発生初期段階で女性になるようになっています。人類として『自然な形』というのは、女性により近いと言えるでしょう。男性遺伝子の発現によって、精巣が形成されて、男としての特徴が出てくるわけです。男になるというのは、体に大きな負担を強いるものであると考えられます。大きな骨格、基礎代謝など寿命を縮める可能性のある因子は多数ありますが、私は「自慰行為」が寿命を縮める一因になっていると解釈しています。


2.猫の寿命

同じようなことは他のほ乳類でも言えます。例えば、猫の寿命は育てられる環境、性別によって大きく異なります。寿命の長い順に並べると、家猫(♀)>家猫(♂、去勢)>家猫(♂、去勢なし)>野良(♀)>野良(♂)となります。去勢された方が寿命が長いのです。これは男性であること、特に自慰を含む性行為の負担が無視できないほど大きいことを示していると考えてもいいのではないでしょうか。

 

3.栄養素

より具体的に自慰行為の悪影響を考えて見ましょう。精液にはアミノ酸、亜鉛、クエン酸、タンパク質、乳酸、ビタミンB12など、体の機能を支える重要な栄養素が含まれています。クエン酸、乳酸、ビタミンB群は疲労回復に絶大な効果をもたらす必須化合物です。亜鉛も免疫系や味覚系に非常に重要な働きを持っています。特に過剰な自慰行為によりこれらの元素が不足すると、体力が落ち、食べ物がまずくなり、風邪を引きやすくなるというのは当然なのです。本来体にとって大切なこれらの栄養素をドブに捨ててしまうのが、自慰行為というわけです。

 

4.βーエンドルフィン

自慰行為はよくないという記述と矛盾するようですが、性行為自体は生命が命をつないでいく上で、欠かせないものです。ですから、栄養素と体力を失うというデメリットを、脳内で快楽系の神経伝達物質(βーエンドルフィン)を放出させることで、プラスの体験として体に染みこませているのです。私は、性行為自体は必要なものだと考えています。でも、自慰行為は若い頃の「本番の練習」という側面はあるものの、ある程度経験さえ積めば不要になるはずです。

 

先ほどのβーエンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれ、モルヒネの6.5倍の効果があり、少量で大きな効果を発揮します。(*下のURL参照)多くの依存症はこの脳内物質のバランスが乱れることで起こります。

自慰行為の頻度の高い人は、βーエンドルフィンの過剰放出が続いている不健康な状態(依存症)と言えます。依存症に陥るプロセスをまとめると以下のようになります。

 

0.必要以上の自慰行為により、βーエンドルフィンが過剰放出される。

1.リセプターが常に快楽シグナルをもらい続ける。(不健全な恍惚状態)

2.それを抑えるため、リセプターが減少する。(耐性)

3.少量のβーエンドルフィンでは快感が得られなくなる。(耐性)

4.より快楽を得ようと、依存対象の行為がエスカレートする。

 

これが怖いわけです。次回はどうやって克服するか、私なりに考えた方法を記述します。どうぞよろしくお願いいたします。

 

科学者としての見方(中編)

 

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