元々特別なオンリーワン?
完全エロ禁2日目・オナ禁1日目
よく思うのです。「人と比べるな」というけれど、「人と比べるのは大切なこと」だと。周りの人の行動・生き方には参考になる部分が多いからです。自力で発見できるよい習慣・アイディアは限られています。誰か尊敬する人と自分を比較することによって、よりよい習慣を身につけた人も多いのではないでしょうか。
人と比べることは危険である。比べないことも危険である
矛盾するようですが、たしかに人と比べることの弊害は存在します。優越感・劣等感・僻み・自惚れなど、人との比較が悪者とされる要因は数多です。自分は自分・他人は他人と割り切ったほうがいいことも沢山あります。人との比較は本質的に毒なのです。
「では、『人と比較しろ=毒を飲むべきだ』ととんちんかんなことを言っているのか」と聞かれるかもしれません。その通りです。「元々特別なオンリーワン」だからこそ、「ナンバーワンになれるものなら、なってしまえばいい」と思うのです。
毒は薬であり、薬は毒である
以前のエントリーの通り、毒・薬の効能は用法・用量で変わってくるのに、その点を無視して善悪二元論に終始するのは早計だと思っています。「人と比較すること」の注意点(用法・用量)は何でしょうか。
① 他人との比較で得られる評価も結局は、あくまでも相対評価の延長線上にある。(平均点、標準偏差は母集団の統計学的特性を示しているだけである)
② 自分の自己評価のほうが、正しいときももちろんある。(それでも地球は回っている!)
③ 移ろいやすく、間違いの多いコンパスである。
人との比較は、おんぼろのコンパスのようなものです。たまに南のことを北と言ってくることもあります。それでも多くの場合は、自分の立ち位置をかなりの確度で教えてくれます。自分の進む方向があやふやな場合、そのおんぼろコンパスを信じて進むのが一番確実だと思います。一箇所に立ち止まっていても、結局何も得られないので。
おんぼろコンパスの一番の欠点は、成功者を驕り高ぶらせ、失敗したものを卑屈な劣等感に貶める点です。だから、きっと継続的に結果を出している人は次のように言うのだと思います。
驕れるもの久しからず。常に謙虚であれ。小さい事にくよくよするな。完璧な人間なんてどこにもいない、と。
どれも、人との比較を上手く利用しているから出てくる言葉だと思います。私も、猛毒と上手く付き合っていければなぁと考えています。