「ベストを尽くせばいい」という甘え
完全エロ禁6日目・オナ禁5日目
ベストを尽くすことは十分ではない
近年実感したのは、「ベストを尽くせばいい」という考えは生ぬるいということです。私の場合、不思議なことに「ベストを尽くす」という思考では、有効に力を使うことができません。それは、頑張りさえすればOKという甘えが、やる気のベクトルを歪めてしまうことが原因のようです。「ベストを尽くせばいい」という表現を長らく使っていたため、いい訳めいた言葉に成り下がっていたのです。
研究者という職業は、スマートにやろうがガムシャラにやろうが、結果さえ出していればかなりの部分正当化される、ある意味シンプルな世界です。より良いプロセスは長期的に見れば大事ですが、短期的に見れば結果がすべてだと思います。いくら短期的成果であっても、結果がもたらしてくれる恩恵はバカにならないと感じています。そして成功体験が、次の成功を引き寄せると考えています。一つの成功体験によって、次の成功への道筋がよりクリアに見えてくるからです。
掛け算である
もう一点気がついたのは、成果は掛け算なんだということです。各要素の足し算ではなく掛け算なのだと。時間・効率・努力・環境・運など、これら全ては掛け算で効いてきます。
数式で表せば下のようになります。
成果 = (時間)x(効率)x(努力)x(サポート)x(運)x(素質)・・・
だからどれかが0になってしまったら、成果も0になる。他の項目がいかに大きな値を示していても成果は出てきません。
私はこんなに自明なことに、長らく気がつきませんでした。努力しだいでどうにでもなる、上手くいかないのは努力が足りないせいだと、心のどこかで常に思っていたのです。成果の殆どは他力なことに気がついて、愕然としました。因子の数を元に考えると、自力の部分は1割もないのではないかと思います。
しかし自力がたった1割だったとしても、2倍努力すれば、やはり成果も2倍*。だから何が効率的か・効果的か全く分からない場合、ガムシャラに努力することが最良の方法と考えられます。そして、一刻も早く、どんな小さなものでもいいから成功体験を手に入れることが必要だと強く認識するようになりました。
*まれに、どれかの項が0あるいはマイナスであるために、努力してもまったく成果が出ない、むしろマイナスの結果を招くということもあります。
プレーヤーであり続ける
ブログの作成はモチベーションを向上させる効果があり、それなりに楽しんでいます。頭も整理されるので、かなり頻繁に更新していたのですが、更新に掛ける時間に限度を設けることにしました。
やるべきことをやる時間を削ってしまったら本末転倒なので、いいバランスを模索中です。 推敲などすべて含めて、一日30分くらいなら大丈夫だと思っています。
何はともあれ、「口だけ人間」にならないように頑張ります。当然成果に結びつかないことも沢山あるでしょうが、何があってもへこたれずに明るく行きたいと思います。